座談会

各部門から代表して社員を選抜。
さまざまな質問に対して、本音で答えていただきました。
テクノタジマで働く皆さんの生の声をお聞きください。

特殊鋼輸送N.M.

本社

【業務内容】
鋼材の輸送を担当。お客様や協力会社へ完成品や依頼品などを自社トラックにて輸送

名古屋デザイン専門学校
産業デザイン学科 卒業

営業K.Y.

本社

【業務内容】
製品の受発注、納期調整、納品などを行う。お客様の困りごと解決、提案も実施

関西大学 法学部
法学政治学科 卒業

溶断M.K.(溶)

本社

【業務内容】
ガス切断機やプラズマ切断機を使って、鋼板を寸法通りにカット

名古屋工学院専門学校
工業専門課程
機械工学科 卒業

製缶M.K.(製)

本社

【業務内容】
カットされた鋼板に穴開けや溶接などを実施

名古屋工学院専門学校
高等部 卒業

専門学校で機械加工を学んでいたので、
その知識を活かしたいと思って入社しました。

テクノタジマに入社しようと思った理由は?

M.K.(製):前職は溶接関係の仕事をしていたので、その技術を活かし、新たな挑戦をしてみたいと思ってこの会社を選びました。

M.K.(溶):僕も同じです。専門学校で機械加工を学んでいたので、その知識を活かしたいと思って。

K.Y.:前職は内装関係の業界で、調達の仕事していました。調達っていい仕事をしても、あまり評価されないんです。なので、自分の成果がはっきりと数字に表れる仕事をしてみたくて。それで営業職を探していたところ、テクノタジマを見つけたんです。

N.M.:僕は以前もトラックドライバーでした。でも手作業が多くて、体を痛める可能性があると思い、別の会社を探していたところ、テクノタジマを知りました。人の手で持てるような製品を扱っていないので、積み降ろしはクレーンやリフトを使います。大型トラックにも乗ってみたかったので、免許も取って。60代の先輩も働いているので、長く勤められる会社だと思ったのも大きな理由です。

品質へのこだわりが強いです。
休憩のときは、冗談を言い合ったり、
明るくアットホームな雰囲気になりますけどね。

社内はどんな雰囲気ですか?

M.K.(製):工場の仕事って、基本的に1人作業なんですよ。図面を渡されて、それを見ながら黙々と作業する感じだよね?

M.K.(溶):そうですね。もちろん、納期に間に合わないとかそういうときは協力しますけど、日常的には1人で仕事をしているので、集中してやりたい人には向いていると思いますね。

M.K.(製):いろんな性格の人がいるので、個性的な集団って感じでしょうか。でも、一貫して言えるのは、みんな「職人」であること。仕事に向き合っているときは、すごく集中してやってるし、品質へのこだわりが強いです。休憩のときは、冗談を言い合ったり、明るくアットホームな雰囲気になりますけどね。

N.M.:1人仕事と言えば、輸送もそうですね。ただ、製品の積み降ろしのときは、お客様や協力会社の人と話すこともあります。輸送のメンバーはみんな明るいし、フランクなので話しかけやすいですよ。

K.Y.:営業も明るい人が多いです。僕が年齢的に下なので、質問する機会が多いのですが、皆さん自分の手を止めてちゃんと聞いてくれます。経験の浅い僕にはすごくありがたいですね。

溶断と製缶のメンバーが協力して短時間で手早く修正し、
納期に間に合わせたんです。
そのスピード感はすごいと思いましたね。

テクノタジマらしさや強みはどんなところで感じますか?

N.M.:やっぱり一貫生産しているところでしょう。素材を切り出すところから、穴開け、溶接、機械加工、塗装、組立と完成品まで持っていけるのは、他の会社ではあまりないみたいです。お客さんのところでも「タジマさんのところで全部やってるんだよね」って、言われることも多いです。

M.K.(製):確かにそうですね。製缶の立場から言えば、技術力ですかね。鋼板って一見、真っ平な板のように見えるんですけど、実はみんなそれぞれ微妙にゆがんでいるんですよ。だから、それをガスバーナーであぶったり、機械で引っ張ったりしながら、ゆがみを取って溶接していくんですよ。それも30tくらいある大きくて重いものが相手ですから、技術力がなければ精度は出せないですね。

M.K.(溶):そういう技術力を高いレベルで維持できているのは、QCサークルで細かな部分を改善し、積み重ねてきているからだと思います。部署ごとに活動を進めているので、その結果が技術力に結びついていると思います。僕もQCサークルのリーダーをやらせていただきましたが、みんなすごく積極的で協力的。技術や品質、改善への意識が高いんだと思います。

K.Y.:僕が印象に残っているのは、以前に経験した出来事です。うちは火を使っているので、その火で材料が溶けて、傷ついてしまったことがあったんです。納期は迫っているけど、当然、そのまま納められません。そこで、溶断と製缶のメンバーが協力して短時間で手早く修正し、納期に間に合わせたんです。そのスピード感はすごいと思いましたね。

M.K.(製):普段は1人でやってるけど、ピンチのときの団結力はすごいパワーを発揮するんだよね(笑)。

責任感が強くなったことかなぁ。常に安全を意識して、
同僚や製品を守る意識が強くなりましたね。

テクノタジマで働いたことで、成長できたところはありますか?

M.K.(製):責任感が強くなったことかなぁ。大きく、重いものを扱っているので、少しの気のゆるみが大事故につながります。常に安全を意識して、同僚や製品を守る意識が強くなりましたね。

M.K.(溶):成長ですか……。僕の個人的なことなのですが、毎日経験を積むことで、仕事の流れがわかり、技術力も上がってきました。ひと通りの作業を自分1人でこなせるようになったことで、自信がついたことでしょうか。

K.Y.:前の仕事はあまり人と接する機会がなかったのですが、いまの仕事はまったく逆。そのため、お客様だけでなく、工場の皆さんとのやり取りも増えたことで、コミュニケーション能力が付いたと思っています。あと、営業はお客様の言うことをだけを聞いていればいいわけではなく、お客様の困りごとにも対応しなければなりません。そのため、提案力や自主性も少しは身に付いたかな、と。まだまだですけどね。

N.M.:僕もM.K.(製)さんが言ったように、責任感ですかね。輸送はお客様に届ける最後の部署。だから、みんなが頑張ってつくった製品を安全に届ける使命があります。10tを超えるような大きく重い製品ですから、安全第一で運ぶように意識しています。また、積み降ろしのときも、どこにフックをかけて、どのように降せばいいのかも熟考します。間違った降し方をすると、品質にも影響しますからね。

輸送で言えば、やっぱり安全意識。
しかも、過剰なくらいの安全意識を持った人がいい。

テクノタジマで活躍できるのは、どんな人でしょうか?

M.K.(溶):工場の仕事で言えば、やっぱり機械が好きで、ものづくりが好きな人ですね。根気強く仕事に向き合う一方、段取りも大切ですから、ときに全体を見渡せる力も必要です。

M.K.(製):そうだね。あとはコミュニケーション能力かなぁ。まぁ、これはどの仕事でも一緒だと思うけど……。個人的には、体力のある30代が欲しい!(笑)

N.M.:輸送で言えば、やっぱり安全意識。しかも、過剰なくらいの安全意識を持った人がいい。さっきも言ったけど、大きくて重いものを運んでいるので、その意識がないと大変なことになるんだよね。安全意識は自分を守り、他人を守り、会社を守ることにつながると思います。

K.Y.:営業だとコミュニケーション能力は当然として、提案力が必要だと思います。僕もまだまだですけど、受け身じゃなくて、自分からお客様にどんどん意見を言える営業スタッフこそ、求められると思います。

営業的な視点で言うと、
課題は「新規顧客の獲得」です。

テクノタジマが解決すべき課題はありますか?

M.K.(製):そうですね。個人的には年齢層の偏りが気になります。体力的にもバリバリ働ける30代が少ないんですよ。なので、世代のギャップが生まれてしまっています。そうなると技能伝承がうまくいかなくなる恐れがあります。新卒を採用して育てつつ、即戦力になる世代も入れていってほしいですね。

N.M.:確かにそれは言える。うちの部署も40代以上ばかりなので、若い世代を入れて育成していかないと、次の時代を担う人がいなくなってしまいます。いまトラックドライバーは人気のない職業みたいだけど、1人が好きな人は向いてると思いますよ。安全意識が高く、時間をしっかりと守れる人なら、けっこう自由な仕事だと思うし。厳しい肉体労働とかもないから、体を壊す心配もなし! とさりげなく宣伝しておく(笑)。

K.Y.:営業的な視点で言うと、課題は「新規顧客の獲得」です。既存のお客様を大切にしていくと同時に、新しい分野も開拓していく必要があると思います。テクノタジマの職人はみな高い技術を持っているので、それをもっと活かせる業界があると思うんですよね。他分野でもテクノタジマの存在感を発揮できるようになるといいなと思います。

従業員がもっと働きやすい会社にしていきたいですね。
これまで以上に「人を大切にする会社」になるために
できることはないかを考えていきたいですね。

将来、テクノタジマをどのような会社にしていきたいですか?

M.K.(製):これはさっきの課題の裏返しだね。若手からベテランまで世代間のギャップがない会社。そしてお互いを尊重しあい、高めあえる会社になるのが理想です。そのためには、これからも「人づくり」をしていくことが大事だと思うし、僕もそういう意識も強く持って行動していきたいと思っています。

M.K.(溶):僕も同じですね。まだまだ学ぶべきことがあるので、会社全体のことや今後の方向性について偉そうなことは言えないけど、M.K.(製)さんの言うような会社になればいいなと思います。でも、その前に自分のことですかね。いま取り組んでいる仕事をしっかりこなしていくことが、僕の目標です。

K.Y.:テクノタジマは「技術の会社」というイメージが強く、お客様にもそんな印象を持たれています。僕はそれを「営業も強い会社」にしていきたいと思っています。先ほど新規顧客の獲得と言いましたが、営業力を発揮して、たとえば建設業界のような他分野にも進出していきたいですね。テクノタジマの技術力を活かすフィールドはきっと他にもあると思うので。

N.M.:僕は従業員がもっと働きやすい会社にしていきたいですね。テクノタジマは「人を大切にする会社」だと思いますが、現状に満足せずにもっと上を目指すべきだと思います。僕は輸送部門にいますが、ひそかに“第2の営業”だと思ってるんです。お客様は大手企業が多いので、働きやすさ向上のための取り組みをたくさんしています。そういうところでいろんな話を吸収し、社内に反映していきたい。外からのアイデア、視点を取り入れていけば、もっと変革できると思っています。これまで以上に「人を大切にする会社」になるためにできることはないかを考えていきたいですね。

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